火の粉 あらすじ ネタバレ 最終回 最後の晩餐
まずは、8話のあらすじ 感想です。
偽りの家族ごっこで、仲良くに振る舞う武内と梶間家の人々。
勲も雪見も、武内の機嫌をそこなわないようにそつなくこなします。
しかし、武内が家に帰ると、抑えていた感情をぶちまける雪見。
もうこんな生活は続けていられないと、どうにかして今の現状を打開したいと考えます。
そんななか、武内に殺されていたと思っていた池本が現れます。
池本は、俊郎と共謀して武内を騙そうと企みました。
池本に事件の内容を自供させようとしますが、失敗に終わります。
そして、俊郎が武内を裏切ったことがバレてしまいました。
俊郎は、武内に許すことはできないと言われ、その直後、階段から落ちてケガをしてしまいました。
梶間家は、もう幸せのふりをすることはできないと言って、家族の気持ちが一致します。
幸せな時間を取り戻すために。
次の日。
琴音は武内の家に忍びこみます。
武内が自分ではなく、梶間家を選んだこと、梶間家と幸せな家族を築こうとしていることに我慢ができないと訴えます。
「自分の気持ちを無下にしないでください」と言う琴音。
「本当の愛がどういうものか私が教えてあげる」
「あなたが殺人者だとわかっていても、あなたを愛しているのだから」
琴音は、「梶間家の人たちとは上手くいっていない。自分なら武内と幸せな家族になれる」と言って、積極的に気持ちをぶつけます。
一方、このままでは黙っていられない池本は、武内を貶めようとします。
武内の母のお墓の下に閉まっていた母宛のビデオレターを墓の中から盗み出しました。
ビデオレターには、武内のこれまでの記録が。
それを武内に送り、とどめを刺そうと計画します。
池本は、墓前に武内を呼び出し、もう終わりにしようとします。
母親の前で俺を殺してみろとはっぱをかけます。
お前の本心を見せろと、言いたい放題の池本。
武内の気持ちを逆なでして、自分を殺させようと仕向けているのです。
その様子を、遠くから雪見に見ててもらおうと。
武内がナイフを手にしようとすると…
池本の背後からドスンと音がして、池本が倒れこみました。
後ろには、琴音が…。
驚く武内に琴音は、「どういたしまして」と無表情で一言。
「嫌ー!!」と、雪見の声が響き渡りました。
来週は、とうとう最終回です。
武内に言いなりにならないと結託した梶間家の人々。
再び武内を裁判にかけようと、私的に裁判を行う勲。
武内に求刑を言い渡し、もう最後にしたいと考えます。
その後、最後の晩餐が武内と梶間家で行われます。
梶間家は、無事に食事を済ませることができるのでしょうか?
「火の粉」第9話 5月28日(土) あらすじに続きます。
9話 フジテレビ・東海テレビ
2016年5月28日(土) よる23時40分~
公式サイト
火の粉 最終回 あらすじ ネタバレ
出典:フジテレビ武内(ユースケ・サンタマリア)と雪見(優香)の目の前で、池本(佐藤隆太)が琴音(木南晴夏)に刺し殺された。武内は、自分のために邪魔者を消してやったのだと打ち明ける琴音を冷たくあしらう。一方、事件を目撃した雪見は、警察から事情を聴かれることに。その後武内は、引っ越してきた初日のように、たくさんの品物を携えて梶間家を訪問する。相手のことを真剣に考えた末の、心のこもった贈り物…。しかし、勲(伊武雅刀)、尋恵(朝加真由美)、俊郎(大倉孝二)は、拒絶の眼差しを向ける。「皆さんとやり直す、これが最後のチャンスだったんです!」武内の怒号に怯えて、泣き出すまどか(庄野凛)。彼女にすがるように近づく武内だったが、そこに俊郎が立ちはだかる。
梶間家の奥の部屋で、武内は椅子に縛られていた。その目の前にいたのは、勲。「開廷します」狂気に駆られた目でそう宣言する。かつての的場一家、勲の母、関弁護士(迫田孝也)、そして琴音の元夫…。勲は武内を、彼ら全員に対する殺人の罪で、私的に裁こうと考えていた。武内は、勲こそ絶望の淵にいた自分を救ってくれた恩人だと主張。勲になら何をされても後悔はないと吐露する。そんな武内に勲が言い渡した判決は…「主文、被告人を死刑に処する!」
感情をむき出しにした勲に、武内の心も揺れ動く。「琴音さんと、自首します」過去の罪を認め、警察に行くことを決意。しかしその前に、どうしても梶間家で最後に食事がしたいと懇願する。その気持ちを受け入れたのは、雪見と尋恵。料理を梶間家で作ることを条件に、最後の晩餐を受け入れる。その夜…手作りのバウムクーヘンを手に真剣な表情で訪れる殺人犯。そして豪勢な食事を作り、待ち受ける梶間家の面々。それぞれの思惑は…?響き渡るのは食器の音のみ。世にも奇妙な、最後の晩餐が始まった…。
◇オトナの土ドラ 「火の粉」 フジテレビ・東海テレビ 毎週土曜 24:05~
原作:雫井脩介「火の粉」(幻冬舎文庫)
最終回の感想
最後の晩餐。
武内と梶間家との間には、互いの探りあいが感じられます。
もしかしたら、料理に毒が盛られているかもしれないと。
最後の晩餐は、武内の持参したバームクーヘンがデザートです。
毒が入っているかもしれないと、疑う面々。
武内もそのことは、雰囲気の中で察しています。
重苦しい空気の中、硬い笑顔で会話が繰り広げられました。
そのなかで、少しずつですが家族というもの、武内への本心を語ります。
そして、武内がいたから変われた事もあったと、感謝を述べる梶間家の人々。
最初に口をつけたのは雪見です。
大きな口で躊躇する事無く頬張りました。
毒は入っていませんでした。
皆、安堵します。
武内: 「どうして食べるんですか?」
雪見: 「武内さんのバームクーヘンですから。」
武内: 「味はどうですか?」
雪見: 「美味しいです。とっても美味しいです。」
「ありがとうございます。」
雪見は、武内へお礼の言葉を述べました。
武内: 「お気に召して良かったです。」
武内と雪見は、互いに笑みをこぼします。
武内は、初めて自分が受け入れられた瞬間だったのではないでしょうか?
一方、池本を殺してしまった琴音は、自首する事を誓います。
武内への偏った愛を、雪見と武内へ告げていました。
そして、息子に最後の別れをします。
息子には、「いい子にして待っててくれる?」と。
その言葉は、武内の母が武内に告げた言葉、「いい子にしてなさい」とリンクしていて、ちょっとゾッとしました。
もしかしたら、武内の母親は琴音のような人物だったのかもしれないと。
母親もまた、偏った愛情の表現をする人だったのではないか?
自宅に戻った武内は、床に落ちている最初に作ったバームクーヘンを拾い上げます。
(バームクーヘンは作り直したものを梶間家に持参しました)
それを手づかみで食べる武内。
「上出来」
もくもくと食べます。
翌朝。
梶間家の人々は、武内家のリビングにいます。
そこで、椅子に座ったままの武内を目の当たりにして、呆然と立ち尽くしています。
死んでいるのか…。
ただ眠っているだけなのか…。
梶間家のリビングにある家族写真には、武内の姿がありました。
はっきりしない終わり方でしたので、最後の解釈は視聴者に委ねられました。
私としては、バームクーヘンを何度も口にしていることから、もし毒が入っていたならそんなに何回も食べられるのか?
不思議に思いました。
なので、武内は死んでいないのではないでしょうか?
最後に、梶間家に武内を含めた家族写真が飾られていたので、武内は梶間家と上手く関係を築いている?
琴音と家族になってほしいな~と思いました。
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2016-05-22 │ 火の粉 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit